亀岡会長のテーマ「温故知新 そして未来へ」の思いを胸に、7月25日㈭から2日間に掛けた「教育薬物乱用防止研修会」に参加して参りました。 
 今回の研修の舞台は日本の最高機関とされる「国会」と言った事もあって期待も大きく楽しみに溢れたアクティビティです。当日は朝7時に西口から21名で出発しました。目的は「薬物乱用防止の教育」と言った事もあって研修会が終了するまでの道中は飲酒が一切タブー「ゼッタイ。ダメ。」です。ガマン致しました。
 さて、11時15分ごろ東京は「防衛省」に到着、灼熱の都心は太陽と地面の熱、建物からの反射熱と、とても暑く福島の暑さとはちょっと違う感じがしました。そんな中、亀岡会長の娘さんに出迎へられて今回の企画の案内役として引率して頂きました。ここでは防衛省史料館で陸海軍の歴史を学び、戦時中の悲痛な思いや愛国心の伝承に触れて参りました。その後、いよいよ国会議事堂へ向かい、亀岡代議士にも出迎えられ議員食堂の名物?「カツカレー」を食す時間経て議事堂内外の見学です。議事堂前での写真撮影や普段はテレビ中継などでしか見られない衆議院議場や衆議院議員室を見学、そして亀岡代議士の議員室にもお邪魔し、お忙しい時間にも拘らずご対応頂きました。誠に感謝申し上げます。
 日本人なら人生に一度は訪れてみたい国会議事堂は見どころが随所あり貴重な経験をさせて頂きました。
 そして、15時からは今回の目的であります研修会、場所は衆議院第一議員会館で厚生労働省、法務省の12名の方々に出迎えられ粛々と研修会が始まりました。厚生労働省からは「国の薬物乱用防止対策について」法務省からは「薬物事犯者の再犯防止対策について」が研修内容です。
 厚生労働省は薬物事犯検挙人数の推移データから「薬物事犯の検挙人数が昨年よりも増加し覚せい剤よりも大麻事犯の検挙数が上回った」との報告を頂きました。若年層の増加も気になるところで「6.26ヤング街頭キャンペーン」の協力は今後も不可欠であることを感じました。
 法務省からは刑事司法手続の流れなどに触れて頂きました。ここではやはり再発防止です。「国が最後に関わる保護観察官の時間が決まっている。関わりすぎると犯罪者のレッテルが剥がれない」との事。そこで「各地域の方々に繋いで行きたい、地域を良くして行こう、地域の方々のお手伝いをしよう。そういった方々や団体にバトンタッチして再犯防止対策を進めて行きたい」といった事項が特に印象に残った言葉でした。
 質問タイムでは三好L、佐藤(久)L、菅野(孝)Lから「本日の資料の活用について」「大麻法の所持罪・使用罪の経緯ついて」、そして「大麻事犯検挙率など」の質疑にも厚生労働省、法務省の方々にご対応頂きました。
 亀岡会長からは「私たちが小中高生に何が出来るか、ボランティアや青少年育成をよく考えていきたい。薬物乱用を未然に防ぐのがライオンズの目的」とご挨拶頂きまして、終わりにはライオンズで薬物乱用防止教室の最後に行われていますおなじみの「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」のコール三唱を阿部Lが旗手に全員で行い2時間近い研修会を締め括りました。
 しっかりと学んだ後は待ちに待った懇親会です。今回の会場は「閑静な住宅街の中にひっそりと佇む料亭」で行われ、安藤Lの乾杯のご発声の後に美味しい料理とお酒に大いに舌鼓を打ちました。愉しい雰囲気の歓談中には亀岡会長から今回の研修体験スピーチが要求され、各Lが思い思いの感性あふれる経験談に今回の研修会が如何に充実した内容だったかを参加された皆さんのご意見から感じ取ることが出来ました。
 皆さんのスピーチを聞きながら亀岡会長からはご満悦の様子が伺えました。
 翌日はNHK連続テレビ小説でおなじみの「虎と翼」の舞台となる法務省を見学です。赤レンガ棟が印象的な旧本館の法務資料展示室では法務に関する数々の資料と赤レンガ棟の誕生について150年の歴史を学んで参りました。
 次の行先は築地からの豊洲です。ここでも盛り沢山の内容です。すしざんまい奥の院でお寿司を堪能し、豊洲では暑気払いのために会長がお知り合いのお洒落なBARで休息、そして豊洲千客万来へいざ散策へ。猛暑の中でも手土産は忘れることなく買い求め、充実した時間を過ごしまして帰路へ着くことが出来ました。
 「今回学んだことは昔の事をもう一度学び、調べたり考えたりして、新たな知識を見い出し自分のものとすること」正に会長テーマそのものでした。とても素晴らしい体験をさせて頂きました事に亀岡会長はじめ執行部の皆さんに大変感謝申し上げます。この2日間の参加Lの皆さんの笑顔が脳裏に焼き付いて離れません。「皆さんありがとうございました」

(L末永)

市ヶ谷記念館