福島民友新聞社論説委員長であり会員の高橋満彦Lによる「エールのB面」番外編~野村俊夫と福島民友新聞~と題したご講演があり、その後、福島県ハーモニカ協会の皆様によるハーモニカ演奏が行われました。
 福島県ハーモニカ協会の木村正義会長は、福島商業高校出身で古関裕而氏の後輩にあたり、古関裕而氏と共に福島ハーモニカ・ソサエティーで活躍した斎藤金次郎氏に昭和25年から師事、平成10年と12年のFIH日本ハーモニカ・コンテストにおいて3位入賞、アジア大会個人の部で銅賞、第2回複音ハーモニカコンクールシニアの部では優勝と、数々の快挙に輝いた、日本屈指のハーモニカ奏者です。
 当日は「栄冠は君に輝く」等の計5曲を演奏頂いた後、鳴りやまない拍手の中、アンコールもありました。「感激しました!」や「素晴らしい!」という声、そして懐かしいという声が寄せられ、ハーモニカや音楽の素晴らしさを、改めて実感した例会となりました。

(L根本雅)

 第1300回という記念すべき例会(7月16日)は「エール例会」の演出で進められ、私L高橋が「エールのB面~番外編」~野村俊夫と福島民友新聞~と題してスピーチをさせていただきました。
 古関裕而さんとの名コンビで数々のヒット曲を手掛けてきた作詞家で詩人の野村さんは、大正13年から昭和6年まで、福島民友新聞社に勤めていました。
 警察担当として特ダネをものにしたり、文芸欄を担当し本人の詩作を発表したりするなど、仕事ぶりを当時の資料とともに紹介しました。(ずっと記者として働いていたら、どんな仕事をしたんでしょう)
 野村さんは、戦時歌謡「暁に祈る」から、島倉千代子さんのヒット曲「東京だョおっ母さん」まで実に幅広い作品を創作しました。
 その中から1曲、戦後間もない頃の作品で「かわいいあの娘はそよ風に~」の甘酸っぱい歌詞で始まる「薔薇と蜂蜜」が会場に流れました。改めて才能豊かな人だったことが分かりました。

(L高橋満)